1986(昭和61)年8月の新線切り替えの際、
2つのトンネルの間に新しい駅が作られました。
それが西宮名塩駅です(ただし開業は3ヶ月後の11月)。
スタンプに駅舎とともに描かれているのは
駅前から東山台や国見台といった住宅地に続く斜行エレベーター。
高低差は60メートルでこれに乗るためだけに訪れる人もいます(私もその1人でした…)。
駅から国道沿いに西へ向かうと名塩の集落。
名塩は江戸時代初期に越前から和紙を作る技法が伝えられた「和紙の里」。
また、緒方洪庵夫人・八重の出生地である名塩は適塾の流れをくんだ蘭学塾が開かれた地でもあります。
山あいながら歴史のある地域、そしてニュータウン。
名塩は2つの顔を持っている所なのです。