飾磨からは帰る方向(東ですよ)に進路を変えて普通電車に乗車。
市川を越えてすぐの所に次の駅、妻鹿(めが)はあります。
「妻鹿」という地名はこの辺りに住んでいたつがいの鹿のうち、
牡鹿が家島諸島へと渡って牝鹿が残ったことに由来するそうです。
この話に対応して家島諸島には男鹿(たんが)島がありますね( ‥)/
妻鹿地区は灘のけんか祭りが行われる松原八幡神社の氏子の旧七ヶ村の1つ。
そういう経緯もあるので祭りの開催期間中は係員が配置されるんですね( ^O^)
私 「(他の駅の印影を見せてながら)すみません、こういうのってありますか?」
係員氏 「なんですか?それ」
私 「各駅にスタンプが備え付けているはずなんですが…隅のほうとかにないですか?」
係員氏 「この駅は通常開けてないからねぇ…スタンプ…あ、これかな」
…ということでデスクの隅にありました( ^O^)/
久々に山陽電鉄のスタンプ、実物をゲットです!
的形や飾磨にあったものとは雲泥の差(失礼)と言える状態の良さ。
係員氏に「大事に残しておいて下さい!」と伝えたことは言うまでもありません。
係員氏はスタンプが各駅に作成されたこと自体を知らなかったので、
作成された経緯も説明させていただきました(そこまでするか)。
スタンプに描かれているのは妻鹿城址と駅近くの教念寺にある仏足石。
仏足石とは釈迦の足跡を石に刻み信仰の対象としたもので
日本へは奈良時代に唐を経て伝わり、日本各地に存在しています。
特に奈良の薬師寺にあるものは日本最古のものとして有名です。
妻鹿城址は室町時代の頃、市川沿いにある甲山(または功山)と呼ばれる山に築かれた城で
山の麓には妻鹿城址の記念碑が建っています。
ちなみにこの城、黒田官兵衛が父・職隆と移り住んだ城でもあるそうです( ‥)/