仙台へ戻る前に女川にも行ってみました。
震災前は1万人いた人口が震災の影響で6500人にまで減った女川町。
震災後新たに出来上がった女川駅は隣接していた「女川温泉ゆぽっぽ」を併設、
駅前は海に向かうまでの道沿いにいろんなお店ができています。
GWということもあり人がいっぱい。
みんな楽しそうでしたね。
私はと言えばこの温泉が目当てでした。朝風呂最高!
駅にスタンプがないものの、こちらのフロントに温泉のスタンプがあります。
また、新聞でこちらの支配人さんの話を読んだことがあり、
ダメ元でフロントに聞いてみたところ、仕事中にも関わらず支配人が出て来られました。
10分ほどでしょうか。
いろんな話を聞きました。
震災前は北海道で働いていたという支配人は元々東京の人で、
震災が起こってからこの女川へやって来ました。
「何かで被災地の力になりたい」という思いがこの地へ来る原動力になったそうですね。
そういう想いを持った人が支配人の面接を合格したのは自然なことに思えます。
以前書いたかもしれませんが、私の父は今、タクシーの運転手をしていまして、
この震災が起こった時、石巻や雄勝、女川などへ新聞記者を送り迎えをするために、
しばらくの間家にいなかったのを思い出しました。
(さらっと、この話も支配人にもしました・笑)
父からもいろんな話を聞きました。
新潟経由で(!)東北入りしたことや、泊まったホテルではお風呂に入れなかったこと…。
現地の状況は言葉では言い表せないぐらいのものであったこと…など。
その石巻や女川へ今回初めてやって来たのですが「いつか来たい」と思っていたのです。
「来るのが遅い!」と思われる方々がいるかもしれませんが。
たしかに「来るのが遅い!」とは思います。
でも「いつまで経っても行かない」よりかはいいのでは、とも思います(自己弁護)
「女川を楽しんでいって下さいね」と仕事に戻っていった支配人。
実は打ち合わせの途中だったそうで…(  ̄O ̄)
よく全国から支配人に会いたいという人が訪れるのだそうです。
急遽の対応は日常茶飯事のようですね。
名刺ももらったのですが、裏を見ると地元のいろんな組織の名が…、
温泉の業務だけではない激務の中、
会っていただいたんだなぁ…と帰りの列車の中であらためて思いました。
次はいつ訪れることができるのか未定ですが、次回はもっと女川を楽しみたいですね。