KAYZのスタコレ2

全国各地に設置されているスタンプを集めています。記事の大半はスタンプ関連、他は讃岐うどんやカレーなど…。Twitterアカウントは@kayz_stamper

【岡山支社】赤穂線・日生駅

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赤穂線難読駅が多い路線として知られていますが、この日生(ひなせ)もそのひとつ。
赤穂線全駅 駅名の由来」というテーマで小冊子が作れそう(すでにあるかも)

スタンプに描かれているとおり、駅は港のすぐそば。
ここから小豆島へのフェリーも出ています。

日生は備前市内に位置していますが、
片上より発展している播州赤穂へ向かう住民も多くいます。
県境を越える前後で乗客が減る「県境現象」は
赤穂線にはあまり当てはまらないようですね( ‥)/

赤穂線の岡山支社スタンプ紹介は日生でおしまいですが、
駅名の由来つながりであと少し記事を続けます。

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岡山・兵庫の県境を越えてまず最初の駅は備前福河

所在地は兵庫県赤穂市福浦…
備前」を冠して所在地は「福浦」なのに駅名は「福河」…不思議な駅名ですが、
赤穂線延伸の際に開業した昭和30年当時の所在地は「岡山県和気郡福河村」。
開業当初の所在地にちなんで作られた駅名というわけです。

開業直後(1ヶ月後)に自治体合併によって所在地は「日生町福浦」となり、
さらに昭和43年に住民の要望によって赤穂市へ越境編入されたのでした。

「福河」という地名は合成地名なんですよね。
西隣の「寒河(そうご)」と一文字ずつ使っての「福河村」だったのです。
越境編入の際、寒河の集落はそのまま岡山県に残りました。
「河」の読み方を変え、そのまま「備前」も冠し、ほんとに備前福河はややこしい。

ちなみにこの周辺の電気供給は中国電力の管轄。
県境でありさらに地方の境界となる備前福河のケースは全国的にも珍しいのでは?

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さらに次の天和も駅名の由来が複雑です。

現在の所在地は赤穂市鷆和(てんわ)。
非常に読みにくい所在地ですが、この地にあった真木村と鳥撫村が合併する際に
「真」と「鳥」のそれぞれの1字をとり
「2つの村が和す」ことを願って付いた村名が「鷆和村」。

こんな合成地名の付け方があるのか…と調べて驚いたのですが、
「読みにくい・書きにくい」という事情で同音の駅名になったという経緯にも驚きました。

所在地表記は「鷆和」なのですが駅名以外にも
「天和」の表記を使われるケースが多いようです。

合成地名は使い勝手がいいのでしょうね( -_-)