KAYZのスタコレ2

全国各地に設置されているスタンプを集めています。記事の大半はスタンプ関連、他は讃岐うどんやカレーなど…。Twitterアカウントは@kayz_stamper

今のところ3大エピソード・第3位

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今日より3回に分けて、これまでの記事の中から
「個人的に思い出深いエピソード」ベスト3を挙げてお送りします。

まず第3位。

●『本当に死にそうになった』道の駅「龍神」出発後の顛末記
<2010年1月4日 旧ブログにアップした記事を編集>


龍神」のスタンプを押している時にレジの方から
「(高野山から)下ってきたん?」と聞かれました。

「いえ、北上してきたんですけど…」と言うと
「いや、高野山のほうからの情報がなくてねぇ」との答え。
このやり取りで「龍神」以北の状況に感づくはずもなく、
喫茶で一服してから「高野龍神スカイライン」へ向け出発。

スカイラインの入口あたりで「タイヤチェーン要搭載」の旨の立て看板が。
立ち止まり「積雪とか凍結してるんかな…」と考えていると、
横をチェーン未装着の車が次々とスカイラインへ入っていきました。

「規制解除されたかな?」と思い、追従していきましたが…
徐々に残雪が目に付き始めて標高900メートルを過ぎると路面が見えにくくなり、
ついに標高1,000メートル過ぎたところで残雪の凍結のため進まなくなりました。

チェーンを搭載していない私の車を含めた数台はここで引き返すことになったのですが…
すんなり帰ることはできず、数分後「紙一重な事態」に遭遇するのでした。

私たちの車が立ち往生した場所は見通しの悪いカーブで坂が続いているところ。

みんなで車から降りて状況を確認している間も時々車が下ってくるのを見て
「スリップしながら車が下ってくる…対向車は危険」
…と思ったので後ろの家族連れの車へ方向転換できるところまでバックで下がってもらうように伝えました。

が、後ろの車は動かず。
「JAFを呼ぼう」とか「お湯ある?」など揉めていたので( -_-)、
「道の駅を出たあたりから圏外ですし、ここだけお湯で溶かしてもしょうがないでしょ!」
と私(キレ気味になっていたのかも)。

ようやく後ろの車が下がり始めようかとしていたので、
私は滑りやすい足元をゆっくりと運転席のドアへ向かおうとしました。
が、その時、これまで通り過ぎた対向車とは明らかに様子の違う車が下ってきたのです。

タイヤチェーンを装着した軽自動車。
でも、スピードを出し過ぎたのかややスリップしながら向かってくるのです。

そしてドアを開けようとしていた私のほんの10数センチ横(だったはず)を通過。
「あ、あぶなっ…」と声を発するかしないか、数秒後「ガシャーーンッ」という衝突音。
後ろの車の右前方に軽自動車は衝突してしまいました。

ケガ人がいなかったことと、大きな破損がなかったのは不幸中の幸いでしたが、
「もし自分の車が数メートル後ろに停めていたら…」とか
「もし数秒早めにバックを開始していたら…」とか想像すると背筋が凍りました。
ただでさえ日暮れ前で急激に気温が下がっているという寒い中なのに。

衝突した車の方々はひとまず
「下ったところにあるガソリンスタンドまで行き警察を呼ぶ」
という話をしてから坂を下っていきました。

私はあとをついて行き、ガソリンスタンドで一声かけてから引き揚げることにしました。
すでに閉館している「龍神」を過ぎると空は急激に暗くなり、あとは寂しい夜の山道ドライブです。

高速道路の入口を目指し昼間に辿った道を戻ったのですが「龍神」同様、
「龍游」も「しらまの里」も当然閉館。
あ、「龍游」のラーメン屋だけは開いていました。
地元のみなさんの飲み屋状態でしたね。

やはり、冬の山はこわいです。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というギャグがありますが、
やはり「赤信号」は「赤信号」。渡ってはいけないのです。
「赤信号」も「通行規制の立て看板」も『最後通告』のようなものと言える気がします。

今回、私は他の車に追従したとは言え『最後通告』を無視したので、
紙一重な事態に巻き込まれたのです。
運がよかったとしか言いようがないですね。

みなさんは無謀な行動はしないでくださいね。
ほんとに。

『2010年最初の収集が最期の収集』になるところでした。