「人名駅」でした。意外。
阪神の香櫨園駅(西宮市)。
神戸の事務所に戻る前に現場巡回のため久々に降り立ちました。
旧駅舎の駅名標が改札外の壁面に保存されていて駅名の由来も記されていました。
「香櫨園」は明治40年に大阪の商人、香野蔵治氏と櫨山慶次郎氏によって開設された遊園地で
2人の苗字から1文字とって名付けられ、同年に駅も開業。
大正2年には遊園地は廃園となりましたが住宅地として転用される際の地名となり駅名も残りました。
ちなみによく似た駅名、京阪の香里園駅(枚方市)は近くに遊園地を造る際、
この香櫨園にならって元々の地名「郡(こおり)」を「香里」としたことが由来。
のちに遊園地は現在のひらかたパークの位置に移転、
住宅地となってから駅名に「園」の文字を付けて現在に至っています。
どちらも「遊園地から住宅地へ姿を変えた」という歴史があったんですね( ‥)/