だいどう豊里からは大阪市営地下鉄では珍しく住宅が密集した地域の地下を走ります。
瑞光四丁目のスタンプには瑞光寺の境内に架かる雪鯨橋が描かれています。
この橋、欄干が鯨の骨で出来ていますが昔は橋板も鯨の骨が使用されていたそうです( @_@)/
1756年(宝暦6)、当時の瑞光寺住職・潭住知忍(たんじゅう・ちにん)禅師は
南紀・太地の捕鯨を営む村を訪れた際、村人より豊漁祈願を依頼されました。
殺生を嫌い依頼を固辞し続けた禅師でしたが、
不漁に苦しむ村人を目の前にし、ついに依頼を受け入れます。
祈願の甲斐あってか豊漁となり、村人達は感謝のしるしとして瑞光寺に鯨の骨を納めました。
これらの骨で造られた雪鯨橋には禅師の
「鯨の冥福を祈り、生き物の命を大切にしていこう」という思いが込められています。
ちなみに現在の雪鯨橋は6代目。
脂抜きのため地中に骨を2年間埋めた後、2006年に建て替えられています。
今里筋線は住宅街の地下をさらに進んで終点の井高野に到着します。
地上に出れば団地のど真ん中という駅も珍しい…( ‥)/
スタンプには魚が描かれていますね。
神崎川や安威川に囲まれた井高野の地を象徴するための絵柄だとは思いますが、
こちらも清水のスタンプと同様で自信はありません…情報お待ちしております(笑)
以上で今里筋線の項は終了。
残るは「ニュートラム」の愛称で親しまれる南港ポートタウン線のみです。