島ヶ原から三重県に入ります。
スタンプは駅舎外の観光案内所にあります。
フレーズに「天平の香り漂う」とありますが、
島ヶ原の起こりは、その天平年間(729~749年)にまで遡るとのこと…。
聖武天皇が近江紫香楽宮に移られる際、
奈良との往復路に当たるこの地に休憩所として行宮(あんぐう)を建て、
その行宮を東大寺を開山した良弁大師の弟子である実忠が
聖武天皇の勅願を受けて改修し、正月堂(観菩提寺)を建立しました。
島ヶ原はこの正月堂とともに栄えたと言えます。
イラストのほうは関西鉄道・国鉄・JR…と古い歴史を持っていることを示していますが、
1897(明治30)年11月に関西鉄道の路線として、
上野(現・伊賀上野)~加茂が開通した際に開業したとのこと。
もうすでに1世紀以上も前の話です。
10年後の1907(明治40)年10月には国有化されています。
現在、伊賀市の一部となっている島ヶ原はかつて多くの国鉄職員が在住していたそうですね。
※島ヶ原村は上野市・伊賀町・阿山町・大山田村・青山町と
2004(平成16)年に合併して伊賀市となっています。