川西能勢口から３つ目の鴬の森はその名の通り、鴬が飛び交う森があったことに由来しています。
現在も春になれば鴬がその声を響かせますが、森は住宅開発が進んだ現在、
駅から住宅街に登る坂道の間にわずかに面影を残すのみ。
でも時々、リスやタヌキ、イタチなどが姿を見せるようです( ‥)/
※坂道の写真は桜が満開だった頃(先月)に撮ったもの
改築されてちょうど20年経つ駅舎は駅名に因んで鴬色に統一されています。
当駅は戦後となる1953(昭和28)年に新設された駅で
同時に1916(大正５)年に旧猪名川橋梁の南詰に開設された矢問停留所が廃止されました。
余談ですが「矢問」とはそのまま「やとう」と読み、鴬の森の北側の町名として現在も残っています。
清和源氏ゆかりの地となる川西市中部。
「弓矢の矢を見かけなかったか？」と農民に問いかけたことが地名の由来、とのこと( ‥)/
滝山から皷滝までの区間は猪名川に沿って走りますが、この駅前にはかつて遊泳場がありました。
1954(昭和29)年に開設されたのですが５年後の伊勢湾台風で潰滅、そのまま閉鎖となっています。
