吉備線と伯備線が交わる総社の駅舎はお城に見立てた立派なものでした。
支社スタンプには備中国分寺と日本100名城に指定されている鬼ノ城が描かれています。
備中国の中心として国府と国分寺が置かれたこの地は、
国内の寺社を合祀した総社宮が造られ、
この総社宮を中心に門前町・宿場町・浅尾藩の陣屋町として栄えていきました。
この頃の「総社」とは八部(やたべ)という地域の通称で正式な町の名前ではありませんでした。
どの国にも中心地に総社宮は造られましたが、
のちに正式な地域名となり発展し続けているケースは
ここだけと言っても過言ではないでしょう。
鬼ノ城は百済からやって来た温羅(うら)の居城とされていますが、
真相は未だに解明されていません。
温羅を退治した吉備津彦命の伝説が元になって桃太郎の話ができたとも言われていますが
香川の女木島など「鬼ヶ島では?」という場所はいくつかあるんですね( ‥)/
支社スタンプを押した後、駅前の観光案内所に行くとこちらにもスタンプがありました。
総社は室町時代に活躍した水墨画の巨匠・雪舟の生誕地。
幼少期に本物と見間違うようなネズミを涙で描いたという場面が描かれていますね( ‥)/
これは後の時代の創作らしいですが…。
他にも文字が欠けていますが「かたつむり沿線岡山」のスタンプがありました。
このスタンプが姫新線の刑部にあるのは知っていたのですがここにもあったとは…。
(残念ながら刑部は無人化されました)
岡山県内のJR、山陽線・吉備線・伯備線の3路線をかたつむりに見立てたスタンプで、
フレーズ部分がかなり欠けてはいますが大事に残してほしいものです。
観光案内所の営業時間は9:00~17:00とのこと。
スタンプは表に置いていないので窓口の方に申し出て下さいね。