和歌山線の運行上の境界駅で、和歌山からの列車は一部がここで折り返しとなります。
紀の川市の中でも大きな町なんですが、中心駅はこの次に紹介する打田です。
スタンプに描かれている粉河寺は西国三十三所の第三番札所です。
平安時代には朝廷や貴族の保護を得て栄えたようです。
清少納言の『枕草子』には
「寺は壺坂、笠置、法輪(中略)石山、粉川、志賀」とあります。
1585(天正13)年に豊臣秀吉が紀州に攻め入り、
根来寺や雑賀衆とともに抵抗したものの全山焼失しています。
さらに1713(正徳3)年にも火災があり、
現在の伽藍はほとんどが以降の江戸時代の再建です。