東大阪市と大阪市鶴見区の境界線が入り組む徳庵、不思議な響きのする地名ですね。
名前の由来については諸説あるようですが、
「川の近辺に『徳』という名の尼さんの庵が在った」とされています。
行政区の都合で一帯が守口市や東成区となった時もあったこの地は
「徳庵浜」「徳庵堤」という河川の桟橋・集積所(駅)として栄えたそうです。
昔の大坂の交通網は河川がメインだったので徳庵のような町の発展は至る所にあったことでしょう。
現行のスタンプ(右)は秋に催される稲田だんじり祭り。
そして先代のスタンプに描かれていたのは鶴見緑地…ということで、
駅の東西それぞれの見所が描かれたことになります。
稲田は東大阪市内、鶴見緑地は大阪市鶴見区と守口市にまたがることから、
この徳庵の周辺が「各市の境界の入り組んだ所に位置している」ことを再認識できるかと思います。