KAYZのスタコレ2

全国各地に設置されているスタンプを集めています。記事の大半はスタンプ関連、他は讃岐うどんやカレーなど…。Twitterアカウントは@kayz_stamper

東京メトロ全駅紹介・その114

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都営大江戸線との乗り換え駅、清澄白河の駅構内には江戸小紋をあしらったアートが至る所に( @_@)/

小紋とは「遠目には無地に見える高度な技術」を駆使した細かな模様の染物で、
諸大名の裃の紋の豪華さを競うことが規制されたことを機に作られるようになりました。
江戸の庶民が真似るようになった段階では
「盆栽などの細かい精巧な細工を好むのと共通した、
小さく凝集した模様を『粋』と感じる美意識」と結び付いたようです( ‥)/

江戸小紋は型紙を用いて染められますが、その型紙は伊勢型紙。
鈴鹿市白子(三重県)で作られる重要無形文化財に指定された伝統技術です。


スタンプに描かれていたのは清澄庭園
池の周囲に築山や名石を配置した回遊式林泉庭園で都の指定名勝に指定されています。

この地には元禄期の豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷があったと伝えられ、
享保年間に下総関宿藩主・久世氏の下屋敷となった頃には
ある程度の庭園が築かれたと推定されています。

1878(明治11)年、荒廃していた邸地を三菱財閥創業者・岩崎弥太郎が買い取り、
三菱社員の慰安と賓客接待を目的とした庭園の造成に着手。
2年後に竣工して深川親睦園と命名されました。

その後、1923(大正12)年に発生した関東大震災で近隣住民の避難場所となったのを機に
三菱3代目社長の岩崎久弥は翌年東京市(当時)に庭園の東半分を公園用地として寄贈、
以後市は整備を進め、1932(昭和7)年に清澄庭園として開園しました。
さらに都は1973(昭和48)年に西半分の敷地を購入、整備を開始。
1977(昭和52)年に開放公園として追加開園されています。
 
※1/23押印